令和四年二月七日~十二日
2022/02/13
夢想庵日乗 二月七日(月) フィルムNo.137装填( NIKON F3 / Kodak TRI-X )  長く愛用しているフィルムTRI-X の買い置きがなくなってきたので購入をしようとしたら極端に値上がりしていることを知る。フィルム一本あたりの価格が一年前と比べて二倍近く上昇。生活必需品ではないとはいえ、短期間にこんなに値上がりする商品は他にあるだろうか?しかし購入する人間がいなくなったら商品自体が販売されなくなるので「写真文化」を守るためここは踏ん張りどころ。販売店だって同じ気持でいるはずだ。とは言え、日常使いの撮影には今後他のメーカーのフィルムとの併用も考えている。

No.130のネガ
2022/02/05
 こんなにも長い期間作業をせずにネガを放っておいたのは初めてのことでした。長い間このネガから画像が浮かんでくることを恐れていたからです。このNo.130のネガの最後の数コマには、永い眠りについた父の姿が写っています。その数コマ前には、たまたま撮影していた生前の父が写った最後の姿がありました。

記録と記憶 
2021/01/06
 今回は過去に黒白銀塩写真制作所にある女性からご相談のあった依頼についてご紹介します。...

2020/08/22
 銀塩写真制作の最終工程。焼きあがった印画紙に、たとえば制作者の意図しない白抜けがあったような場合、その修正が求められます。いわゆるレタッチ作業で、これがデジタル写真の画像修正であれば、近隣の色を移すことで汚れを目立たなくさせる「コピースタンプツール」などの簡単な方法があります。

2020/08/13
今年はいろいろと例年にないことが次々に起こる年です。新型コロナの流行だけでなく、関東地方でも一カ月近く晴天が見られなかった長い梅雨もそのひとつ。

2020/06/07
水道水の温度が20℃ぴったり。暗室作業のしやすい季節がまた巡ってきました。黒白写眞暗室学校も、あらゆる業種の方々と同じように、新型コロナウィルスの影響を受けないわけにはいきませんが、制作の灯は絶やさずに活動を継続しています。

2020/04/11
令和2年4月9日の朝日新聞に掲載された「折々のことば」を読んで涙が出そうになりました。それは岡本太郎のこんな言葉です。「無名の運命のなかで、自分の筋を貫き通して、歴史にものこらないで死んでいった者の生き方に、ぼくは加担したいんだよ」天才アーティストとして周知されている人の発言であることを考えると、より深く重く胸に突き刺さります。

2020/02/17
ある大物写真家が20数年間に渡って撮影した大量のネガとベタ焼きの分類・管理の仕事を任されました。

2020/02/03
身近なモノ達に秘められた美しい表情をそっと教えてくれる優しい光。そんな冬の自然光が大好きです。

2020/01/09
焼きためた印画紙は、その後に取り組むための課題ごとに分類して保存をしています。

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